宝瓶(ほうびん)は、急須の一種で、絞り出しともいわれます。
基本的に玉露を入れるときに使用し、紅茶や中国茶をいれる時には使用しません。
形状の特徴として取手がないことが挙げられ、また通常の急須と比較して注ぎ口が大きい。
本来お茶を入れる道具に取手がないとやけどの原因になりますが、玉露などの宝瓶を使うお茶は抽出温度が低く60度前後のために問題になりません。
取手がないことから携帯に適しているとして、旅行用の煎茶道具によく使われます。
起源については諸説有りますが、中国茶を抽出する道具の一種の蓋椀(がいわん)が元になったという説があります。
蓋付の湯のみのことを蓋碗(がいわん)と呼びます。
蓋碗は茶葉を入れてお湯をそそぎ蓋をしてできあがり、待つこと2-3分ですぐにお茶が楽しめます。
蓋があるので保温性もあり、蓋をずらして茶葉をよけながらそっと飲みます。
また、急須代わりにも使用できることから、便利で簡単にお茶を楽しめる茶器です。
お茶の香りが移らない磁器製はどんな茶葉にも使えます。
緑茶や黒茶、花茶、もちろん烏龍茶もOKで、気分に合わせて蓋碗を変える楽しみもできます。
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