素材による分類|陶器 磁器

急須入門

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素材による分類

陶磁器製のものが最も普通です。
特に中国で有名だったのが江蘇省宜興窯で作られた炻器製のもので、ここで産する粘土が鉄分を多く含んでいたため、朱茶色や黒紫色を呈し、朱泥、紫泥と呼ばれました。
後世日本の萬古焼、常滑焼やイギリスのウェッジウッド窯でも同様のものが作られ、日本では急須の主流をこれらの朱泥、紫泥炻器が占めています。
日本では有田焼、九谷焼、瀬戸焼、薩摩焼などの磁器製も多く作られています。
また、備前焼や丹波焼などの焼締炻器や、美濃焼、萩焼など陶器製のものなど、非常に多くの種類が生産されています。
この他鉄製、ガラス製、石製のものなども見られます。
紅茶のティーポットは磁器、または炻器製のものが圧倒的で、銀製も多く、陶器製のものは比較的少ないです。
ウェッジウッドの炻器ジャスパーウェアをはじめ、西欧の多くの名窯で磁器製ティーポットが作られています。

 

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